執筆者
Santi Nolla

 マンチェスター・Cの勝利が濃厚と思われていた中で、モナコASがシティを敗退に追いやった。
 ペップ(グアルディオラの愛称)が指揮するチームがCLのベスト8進出を逃すのは初めてのこと。中東系企業のエティハド航空をスポンサーに抱えるマンチェスター・Cは、ペップの就任にともない、2億1,000万ユーロをチームの補強に費やしたにも関わらず、CLではベスト8進出を逃し、プレミアリーグではコンテ監督率いるチェルシーに首位の座を維持されている。

 モナコのチームつくりは模範的である。CLのマンチェスター・C戦セカンドレグ(第2戦)では、スターティングイレブンの移籍金が7,370万ユーロとなっている。
 この額は、マンチェスター・Cがケヴィン・デ・ブライネの獲得に費やした7,400万ユーロに相当する。ファルカオ(移籍金4,300万ユーロ)が累積警告により出場停止で、ジョアン・モウティーニョ(移籍金2,500万ユーロ)が後半から出場したのは事実である。
一方で、ジョン・ストーンズは5,560万ユーロ、レロイ・サネは5,000万ユーロの移籍金が費やされている。
 ペップがマンチェスター・Cで迎える1年目。CLで敗退し、プレミアリーグの首位からは程遠い。
 ペジェグリーニ監督時代のマンチェスター・Cは、魅力的な内容のサッカーではなかったが、CLでR・マドリードに敗退した際にも180分でわずか1失点しか許さなかった。
 ペップのシティはモナコに6点許している。

 ルイス・エンリケ監督がFCバルセロナに就任した1年目には、9人の選手を獲得した。ベルリンで行われたCLの決勝でユヴェントスFCを下して、3冠(リーグ、カップ、CL)を達成している。
 今のシティの状況は厳しいものだ。ペップがバルサで歩んだ道のりは並外れて素晴らしいものであり、バイエルン・ミュンヘンでもリーグ戦では成功を収めていた。
 B・ミュンヘンでは、ペップの就任前に、ユップ・ハインケス監督が3冠を果たしている。
 2016―17シーズンは、カルロ・アンチェロッティ監督のもと、リーグでは2位のチームと10ポイント差をつけて首位に立っている。
 どんなことにも時間が必要ではある。しかし、CLベスト16のセカンドレグが行われる前の時点では、バルサの敗退が濃厚で、マンチェスター・Cは勝ち進むとみられていた。
 試合が終わった今、バルサは抽選会に姿を現す一方で、シティはその姿を消している。

MundoDeportivo編集部

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