「親友はウォッカのボトルだった。自分でも知らないうちにそうなっていたんだ。どんなに飲んでも、翌朝は何もなかったように目が覚めたよ。でも集中力は明らかに低下していた。レアル・マドリードというクラブに相応しくない行為だったが、自分にはすべてが順調に進んでいると嘘をついていた。才能だけに頼り、フィジカル的には最悪だった」
「若くして成功を収めたけど、何かが間違っていたと思う。ドラッグこそなかったものの、常にアルコールとロックンロールに囲まれていた。スターのような生活に憧れていたのさ。レアル・マドリードの選手として崇拝され、街を歩けば何千ユーロもばら撒いていた」
スナイデルはアヤックスからの出発についても語っている。「ラモン・カルデロン会長の特使として、スキポールでプレドラグ・ミヤトヴィッチと会った。彼は内ポケットから1枚の紙を取り出して僕に見せた。1シーズン300万ユーロで5年契約と書いてあったよ。当時アヤックスの年俸は100万ユーロだった。ミヤトヴィッチは"これを取るか取らないか"と話し、僕と(代理人の)ソレンはそれを取ったんだ」

ヴェスレイ・スナイデル
スナイデルがマドリードでの生活を振り返る「親友はウォッカのボトルだった」
元オランダ代表のヴェスレイ・スナイデルが今週金曜日に自伝を発表する。オランダ『Voetball International』で行われたプレビューでは、2007年から2009年まで在籍したレアル・マドリード時代にアルコールにおぼれていたことを告白した。