執筆者:Pablo Planas
今年3月に偽造パスポート所持で逮捕されたあと、現在は保釈金を支払ってパラグアイの高級ホテル"パルマロガ"で軟禁されているが、その顔から笑みは消えていない。今回そのロナウジーニョが、ムンドデポルティーボのインタビューに応じてくれた。
-FCバルセロナも注目していましたが、今回の件では多くのファンがメッセージを発信していましたね。
「バルサはいつも僕に大きな愛情と敬意をもって接してくれる。多くのサポートに感謝しているよ」
-プジョルやロナウドのような選手からもメッセージがありました。
「僕たちの関係は特別なんだよ。バルサやブラジル代表での冒険は本当に美しいものだった。共に過ごした仲間からのメッセージはありがたい」
-このホテルはバルサの関連企業が所有していることを知っていましたか?
「ああ知っているよ。僕とバルサは永遠に結びついているね。世界で最も素晴らしいクラブであり、そのファンはいつも僕の心の中にいる」
-今シーズンはどうなると思いますか?
「新型コロナウイルスの影響はまだ続いている。ずっと試合をしていないし、無観客試合ではファンからのサポートも感じることができないだろう。しかし、チームはこの新しい状況に適応しなければいけない。経営については僕の専門外だけど、クラブを同じレベルに保つためには、大きな努力が必要だと思う」
-バルサでの一番の思い出はなんですか?
「すべてが最高の思い出さ。多くの忘れられないタイトルや試合があった。すべてが消えないね」
-あなたの特徴のひとつはその笑顔です。これまでそれを失ったことはありますか?
「人生において難しい時期は何度もあったけど、フットボールをプレーするという喜びを忘れないようにしていた。それで人々をハッピーにできなかったときは悲しかったね。20年間のキャリアのなかで、深刻な怪我を1回も経験したかったことはラッキーだと思う」
-ホテルでの生活はどうですか?
「このホテルは最高だよ。僕はとても落ち着いているし、従業員たちも本当に親切だ。家を離れて60日になるけど、いつか良い思い出になるだろうね」
-ここでフットボールはできますか?
「ほとんど毎日プレーしているよ。ジムもあるんだ」
-新型コロナウイルスの危機についてはどう思いますか?
「すべてが正常に戻ることを願っているよ」

ロナウジーニョ
ロナウジーニョ「私をサポートしてくれたみんなに感謝している」
ロナウジーニョ・ガウショとして知られるロナウド・デ・アシス・モレイラは、フットボールの歴史において最もマジカルなプレーを披露した選手のひとりだ。現役を退いたあともその情熱は健在で、世界中のどこでも愛されている。