執筆者:Edu Polo
今回の降格理由について、バルトメウは「現在ではなく未来を見れる人間を起用するため」と説明していた。しかし前述の6人は、ソーシャルネットワークで問題が発生した際の会長の対応の不手際や、新型コロナウイルスの影響で給与削減を交渉したときに不穏な動きがあったことなどに言及し、これを辞任理由に挙げている。
以下は、6人の幹部が連名で公開した別れの挨拶だ。
「FCバルセロナとバルトメウ会長に対して、我々はマネージャー職を辞任することを表明します」
「今回の決定に至った理由は、特に新型コロナウイルスによるパンデミック終息後のシナリオにおいて、クラブが求める基準を満たすことが困難であると判断したからです」
「またマスコミを介して初めて知った、いわゆる"バルサゲート"事件への不満も強調しなければなりません。PWCに委託された調査結果が出たあと、責任の所在がクリアになること、補償などが適切に行われることを求めます。」
「クラブへの最後の奉仕として、もし状況が許すのならばソシオ投票の開催を提案します。それが現在のクラブを可能な限り最善の管理へと導くからです」
「最後に、我々は理事会のメンバーと共に愛するFCバルセロナのためへすべてのエネルギーを捧げました。その名誉を与えてくれたみなさん、スタッフに感謝します。ビスカバルサ」

FCバルセロナ
バルサの幹部6名の辞任を阻止せよ!
バルサ理事会の改造を推進するジョゼップ・マリア・バルトメウが複数の幹部の降格を通告しているが、そのうち6人が辞任を表明した。『La Vanguardia』によると、公証人に書類を送付したのはエミリ・ルソー、エンリケ・トンバス、シルビオ・エリアス、ジョセップ・ポン、マリア・テイシドール、ジョルディ・カルサミリアの6人である。