執筆者:Fernando Polo
-バルサについてはネイマール復帰のうわさもありますがどう思いますか?
「ネイマールは難しい選手だ。私にとっては良い補強ではない。もちろん彼は素晴らしい選手だよ。世界トップ5を聞かれれば、間違いなく名前を挙げる。ただ、ピッチを転げ回るあれがどうもね。痛がるふりをするだろう?あと、バルサの去り方についても問題があった」
-彼の仲間たちは復帰を強く求めています。
「しかし、最終的に決定を下すのはクラブだ。クラブは選手の声に注意を払うべきではない。そのためにスポーツディレクターと強化技術部があるんだ。あとフットボール選手は、元チームメイトの悪口は簡単に言えないものさ」
-ルイス・エンリケとロベルト・モレノの論争についてはどう思いましたか?
「詳細が分からないのでコメントは避けたい。とてもデリケートな問題だ。私が唯一言えるのは、ルイス・エンリケは、事前にいつか復帰する可能性を語っていたことだ。彼は娘を亡くしたことで離れたが、いつか落ち着くことも分かっていたんだよ」
-イケル・カシージャスはフットボール連盟の会長になりたいと考えているのでしょうか?
「彼から聞いたことがあるような気がする。選手はキャリアを終えたあとに次の人生に目を向けるが、その多くがフットボールに関連したことだ。指導者になったり、スカウトになったり、フィジカルトレーナーになったり、あとは会長を目指す人間もいる。例えばアンヘル・ビジャールは引退後に地方のフットボール連盟の会長のあと、スペインフットボール連盟会長、FIFA副会長を務めた。私は引退後に子供たちのフットボールをみることから始めたよ」
-ラ・リーガと連盟、テバスとルビアレスの確執についてどう思いますか?
「私に言わせればどっちもどっちさ。それぞれの組織にそれぞれの規制があるから、全体的に統制されていることを忘れてはいけない。なぜいつもこんなに論争が起こるのか理解できないね。どちらかがより大きな力を持つことはできないのに」

ビセンテ・デル・ボスケ
デル・ボスケ「ネイマールは素晴らしい選手だが、良い補強ではない」
ムンドデポルティーボのインタビューで、現在のスペインにおける新型コロナウイルス問題について語ったビセンテ・デル・ボスケ。続いてフットボール関連の話題に移ると、いつものように言葉を選びながら、丁寧にコメントしてくれた。