執筆者:Enrique Gastanaga

「2014年にラウタロがラシンの下部組織に入団したとき、カサ・ティタ(ラシンの選手寮)の責任者だったセシリア・コンタリーノから電話がかかってきたんだ。彼女は"この子がどんな選手かは知らないけど、このまえ実施した心理テストの結果は、カサ・ティタの歴史のなかで最高のものよ"と言っていた」

「それからしばらくして、ラウタロには次のような冗談を言ったことがある。"もしおまえの頭がアイデアで満たされれば、手に付けられない野蛮な選手になるだろう"と」

 ラシンの下部組織でゴールを量産している間、ラウタロは学校でも優秀な成績を収めていたという。「セシリアは常にラウタロをほめていた。監督にとってもうれしいことだよ。賢い選手のほうが良いからね。ラウタロには知性があふれているんだ」

-メッシとプレーするには賢くなければいけないと思います

「メッシも賢い選手だからね。もしエリア内で上手く動けなかったら、ハハハと笑われてしまうだろう。彼はいつも信じられないようなパスを出してくるので、常に注意を払わなければいけない。オフサイドに気をつけながらね」

-ラウタロはメッシの素晴らしいパートナーになれますか?

「もちろん。ラウタロはメッシにとって理想の9番になるだろう。彼の特徴はメッシのプレーにぴったりはまる。例えばエリア内のラウタロの動きはスアレスに似たものだ。マークを外してパスを受けることろがね」

-メッシが代表でラウタロを望んだもの当然ですね

「必然的なことさ。ラウタロは23歳にして、すでにラシンやインテルという2つのビッグクラブでプレーしている。今はバルサ、マドリード、シティから興味を集めている存在だ。そのまえにはドルトムントの話もあったね。ラウタロはビーストだ。メッシは彼を使う方法を知っている」

MundoDeportivo編集部

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