執筆者:Fernando Polo
現在の大きな問題は、イタリア人感染者のスペイン入国を防ぐことである。イリャ保険大臣が対象とした試合は、チャンピオンズリーグのバレンシア対アタランタ、ヨーロッパリーグのヘタフェ対インテル、メンズユーロリーグのバレンシア・バスケット対オリンピア・ミラノ、ユーロカップウーマンのジローナ対ヴェネツィアだ。
ロサーノ会長は「イタリアでは危険な地域で開催される試合を無観客で行っているが、我々も同じように対応する。健康状態に問題が無くても、保健省の決定を適用するだろう」と語った。
イタリア人チームとの対戦については、チャンピオンズリーグのバルサ対ナポリ、ヨーロッパリーグのセビージャ対ローマもこれにあたる。しかしロサーノは「ナポリもローマも危険な地域ではない。現在のところ通常通りに開催される予定だ」と語りつつも「しかし状況は毎日変化しているので、様子を見なければいけない」と付け加えた。
FCバルセロナは、この件について保健省やUEFAから正式な通知を受け取っていないため、通常通りの準備を進めている。ただ開催日まではまだ時間があり、イタリアのコロナウイルスがナポリに影響を与え始めれば、また状況は変わるだろう。

新型コロナウイルス
スペイン国民スポーツ評議会「ナポリは危険な地域ではない」
サルバドール・イリャ保険大臣が新型コロナウイルスへの対応を発表したあと、スペイン国民スポーツ評議会(CSD)のイレーネ・ロサーノ会長が無観客試合についての見解を述べた。