-I3 Ventures社との契約について
 
『SER』の主張

 FCバルセロナはI3 Ventures社にソーシャルネットワーク(FacebookとTwitter)でクラブへのコメントを監視させた。それに加えて会長および取締役会のイメージの保護を求める一方、シャビ・エルナンデスやカルレス・プジョルら退団したものを含む選手たち、次期会長選への立候補を予定しているビクトル・フォントなどの反体制派、批評家の評判を下げるマーケティングを依頼している。

バルサの主張

 I3 Ventures社と契約しているのは、ソーシャルネットワーク上でのクラブに対するポジティブな意見とネガティブな意見の両方を監視するため。このデータをスポンサー企業に提供している。特定の人物のイメージ低下は指示していない。

-問題のアカウントの分析

『SER』の主張

 アカウント『Respeto y Deporte』『Sport Leaks』『Alter Sports』『Justicia y Diálogo en el Deporte』『Jaume, un film de terror』『Més que un club』が選手たちの印象操作を行っていた証拠を入手。Nicestream社(I3 Ventures関連企業)が、上記アカウントのレポートをバルサに報告していたドキュメントを発見した。

バルサの主張

 公式声明で、I3 Ventures社は前述のアカウントとはリンクしていないが、もしそれが事実ならクラブは同社との契約を解消して法的処置を取ることを発表。その後、アカウントのひとつ『Respeto y Deporte』とI3 Ventures社のリンクが明らかになったため、クラブは契約解除を決定した。I3 Ventures社からは、『Respeto y Deporte』は多くのフォロワーを持つ価値あるアカウントだったので吸収したと説明された。

-そのアカウントに攻撃されていた人々

『SER』の主張

 シャビ・エルナンデス、カルレス・プジョル、ジェラール・ピケ、ジャウマ・ロウレス(スペインメディア界の重鎮)への明確な批判が行われたスクリーンショットを掲載。リオネル・メッシの妻をからかう投稿もあった。そのほか、カルラス・プッチダモン(元カタルーニャ州首相)、キム・トーラ(現カタルーニャ州首相)、ウリオル・ジュンケラス(カタルーニャ州議会議員)などを攻撃していたことにも注目。

バルサの主張

 我々はネガティブなメッセージで特定の人物を攻撃することを指示していない。

-ニュースへの反応

『SER』の主張

 第一報を報じた翌日、Facebookページ『Respeto y Deporte』がI3 Ventures社のアカウントであることなどを伝えた。

バルサの主張

 ジョゼップ・マリア・バルトメウが「バルサは誰かを傷つけるためにサービスを雇ったことはない」とコメント。『Cadena SER』に対して「拡散された偽の情報についての即時修正」を求める。

そのほか

 I3 Ventures社は『Cadena SER』が報じた内容を否定。その後、I3 Ventures社とNicestream社のウェブサイトが攻撃される(火曜日に復旧)。Facebookページ『Respeto y Deporte』は公開停止になった。

 ジャウマ・ロウレスは名誉毀損でI3 Ventures社を訴えるとコメント。ビクトル・フォントは、FCバルセロナの説明を待ったあとに行動を起こすと語った。

MundoDeportivo編集部

著者プロフィール MundoDeportivo編集部