執筆者:Crsitina Cubero

 シスター・マリーナは、その優しい語りで多くの人々に安らぎを与える修道女である。FCバルセロナのセラピストであるインマ・プッチの著書『La revolución emocional(感情的な革命)』にも登場した。

 マリーナは85歳になるがまだまだ元気に活動している。若いときはアラバカで貧しい家庭の少年少女たちに勉学を教える教師だった。フットボールが大好きでチームも作っている。そんな彼女が集めた子供のなかには特別な才能を持ったものもいた。バルミロ・ロペス・ロチャ、通称バルドである。

 バルドはレアル・マドリードのカンテラに入団してファーストチームでデビューを果たしたあと、オサスナ、レバンテ、マラガ、エスパニョールなどで活躍した。ビセンテ・デル・ボスケが愛した選手でもある。

 ある試合でゴールを決めたあと、ユニフォームを脱いだバルドが「Gracias Hermana Marina(ありがとうシスター・マリーナ)」と書かれていたTシャツを着ていた。インマ・プッチは、このセレブレーションを見てシスター・マリーナのことを調べたという。そしてその著書で彼女を知ったフロレンティーノ・ペレスが、ウニオニスタス・デ・サラマンカ戦への招待に動いたというわけだ。

 シスターは昨日の試合を次のように振り返っている。「レアル・マドリードが車を手配して迎えに来てくれたの。警察に先導されながらスタジアムに行ったのよ。ピッチコンディションは最高ではなかったけど、とても素晴らしい試合だったわ」 

 この試合はマドリードが1-3の勝利を収めたが、マリーナは「私たちは勝った」と主張する。最近はなかなかスタジアムに行けなくなったが、彼女は熱心なウニオニスタス・デ・サラマンカのファンだ。「これからもラジオでチームのすべての試合をフォローするわ」と笑顔で語っていた。

MundoDeportivo編集部

著者プロフィール MundoDeportivo編集部