執筆者:Edu Polo
まずイニエスタは監督人事について「あらゆる監督が同じ状況で仕事をしている。バルサが最適と考えた決定だろう」と述べた。帰国後にシウタット・エスポルティーバを訪問したイニエスタだが、偶然にもその日はバルベルデの最後の日だった。「最高の日じゃなかったね。誰にとってもいい日じゃなかったのは間違いない」イニエスタはそう振り返る。
セティエンの到着とバルサのスタイルついて、イニエスタは次のようにコメントした。「実際に過去の彼のチームを見て知る限り、彼は物事をうまくやれる監督だと思う。バルサのスタイルについて話すのは好きじゃない。まだほかのチームのように客観的に見れないからね。良い瞬間や悪い瞬間はあるけど、バルサは常に改善しなければいけないことを理解している。それだけだ」
イニエスタはヴィッセル神戸との契約を2年残していることを説明し、「継続する力があるなら契約を満了したい」と語った。また監督としてのキャリアについても「その道も考えているよ。すべての監督は、チームに自分の在り方や考え方を浸透させたい。私もそうするだろう」と話している。
シャビ・エルナンデスとは「頻繁に連絡を取り合っているし、つい最近も話したばかりだよ」と語ったイニエスタは、「彼にとってバルサからのオファーに返事をするのは簡単なものではなかったと思う。でもシャビはいつかバルサに戻るよ。彼はそこで成長した人間だからだ」と付け加えた。
シャビが戻るならイニエスタはどうなのだろう。ミッドフィルダーは次のように言う。「"シャビとイニエスタ"って響きは素晴らしいね。でも、人はそれぞれ自分の道を進むものだ。もちろん私もいつかバルサに戻りたいと思っている。それは過去にバルサにいたからという理由ではなく、私がその資格が得たときだ。つまり、チームに何かを与えられる人間になったときだね」
最後にイニエスタはいくつかのエピソードについても語っている。「息子がPSGのユニフォームを欲しがっているから最近ネイマールに連絡したよ。彼が負傷したときとかも電話している。バルサへの復帰?それはクラブが決めることだ」「バルトメウとの関係は良好だよ。昨夏バルサが日本に来たのはアメージングだった」「完璧にフィットしたら、グリーズマンのバルサでのステージは素晴らしいものになるだろう。彼はあらゆるシステムに対応できる選手だ」

アンドレス・イニエスタ
イニエスタ「シャビにとってイエスとノーのどちらの返事も難しかったと思う」
日本から帰国して数日後、アンドレス・イニエスタが『Cadena SER』の番組『El Larguero』に出演した。ミッドフィルダーはマヌ・カレーニョとの会話のなかで、エルネスト・バルベルデの解任、キケ・セティエン新監督、そしてヴィッセル神戸でのシーズンについて語っている。