執筆者:Angel Rigueira / Roger Torello
そんな多忙なセンターバックが、今回ムンドデポルティーボのインタビューでフットボール、バルサ、懸念すべきこと、将来について語っている。
デビスカップが開幕しましたね
「始まってからはたいぶ落ち着いたよ。スペインは最初の試合を落としたけど、ラファのプレーは圧巻だった。大会については、小さな問題はあったものの、人々の反応も上々で満足している」
テニス選手に驚かされることはありますか?
「テニスは選手が大きな影響力を持っている競技だ。ATP(男子プロテニス協会)は選手たちの意見を聞きながら運営している。フットボールにもFIFA、UEFA、各国の連盟やリーグ機構などの組織が存在するけど、選手たちの立場は非常に弱く、主張も最小限に抑えられているんだ。ときどきカレンダーについて不満を述べるくらいだね。多くの試合が存在することで、パフォーマンスの低下が問題になっている。これは多くの監督が主張している意見だけど、組織はスケジュールを優先させている状況だ」
様々な事業を行うあなたはフットボール選手なのでしょうか?
「難しいことは何もやっていないよ。例えばレストランを経営する選手もいれば、他のビジネスを行う選手もいる。SNSを更新したり、家族と一緒にいたり、それぞれが余暇に自由な時間を過ごしている。私は新しいものを創造することに興味があるんだ。フットボール選手としての人生は短い。引退したあとはほかのことにチャレンジしたいと思っているからね」
あなたはバルサで引退するのですか?それとも他のクラブでプレーを続ける可能性もありますか?
「これまで何度も言ってきたように、最後のチームはバルサだと決めている。他のチームのユニフォームを着るつもりはないよ。自分は生涯を通してクレだからさ。人生において、何より重要なのはバルサにいることなんだ。当然それはデビスカップよりも重要だよ。子供の頃の夢は、バルサのユニフォームでプレーすることだった。今の契約は2022年までだけど、それを満了するかは分からない。自分がレベルにないと判断したら、未練なくブーツを壁にかけるだろう」
あなたの先週のインタビューで話題になったコメントが2つあります。4~5時間しか寝ないことと、ヌテラを食べることです。
「全体の流れを無視して切り取られたコメントだよ。私は"睡眠が4~5時間の時もある"って言ったんだ。試合のまえは10時間寝て、昼寝も2回している。睡眠時間が少ないのは、深夜にNBAの試合を観たりするからだね。同じような人はたくさんいるだろ?あとアスリートにとって食事が重要なのも理解している。私はデビューしてから16年になり、バルサで12年過ごしている。ルーティンを持っているから続けられているんだよ」
昨日、ルイス・エンリケの代表監督復帰が発表されましたが、ロベルト・モレノの退任をどう思いますか?
「みんな驚いたんじゃないかな。まだチームメイトとは話していないけどね。ルイス・エンリケが復帰したことは素直にうれしいよ。素晴らしいニュースだと思う。ただ、彼とロベルト・モレノとの関係については分からない」
昨シーズンのリヴァプール戦で疑問視されたバルベルデは、チームの支持で残留しました
「バルベルデと一緒に過ごさなければ理解できないだろうね。人にはそれぞれに想像力があり、また新聞などで得た知識も持っている。自分もバルベルデがやってくるまでは、その違いに気がつかなかった。バルサにはユニークな哲学があるため、どの監督も同じメソッドでトレーニングを行う。少なくとも、自分がバルサで過ごしている期間はそうだ。そのなかでも、バルベルデは優れていると思う」
誰よりも優れているのかを聞かなければインタビューを終えることができません。
「(笑いながら)それを言う必要はないだろう」

ジェラール・ピケ
ピケ「試合前は10時間寝ているし昼寝も2回するよ」
32歳のジェラール・ピケは、フットボール選手としても特別な生活を送っている。今週初めにバルサのトレーニングセッションに参加したあと、Kosmos社の社長としてマドリードで行われているデビスカップに参加。ネイマールやジョルディ・アルバをホストしたあと、ラファ・ナダルの試合の途中で再びバルセロナに戻り、チームトレーニングに合流した。