執筆者:Roger Torello
ムンドデポルティーボの取材に対して、アビダルは最初の17ヶ月間を評価したほか、メッシ、バルベルデ、ラキティッチなどについてコメントしてくれた。
今シーズンここまでの評価について
「強化技術部には自分なりのビジョンを持って入ったが、すぐにバルサのプランが異なることに気がついた。このクラブには多くの部門、多くのコミュニケーション、多くの会議が存在する。そのなかで最も重要なのがプランだ。ここまでは良い仕事をしていると思っているよ。才能ある若手も獲得できた。我々は現在だけでなく未来も考えなければいけない。毎年カテゴリに関係なく多くのスカウトが活動しているんだ」
バルサが選手にサインするまでのプロセス
「情報を入手したあと、スカウティングチームが遠征を計画する。その後の評価で、さらにスカウトを続けるかどうかを判断するんだ。市場価格によっては、視察を中断する場合もある」
バルサがカルレス・プジョルにスポーツディレクターをオファーしたことについて
「まず、私はペップ・セグラの仕事に満足していたと言いたい。彼からは多くのことを学ばせてもらった。代理人と交渉するときは、今でも彼のフレーズを使っている。クラブがカルレスと話したことは気にしていない。無礼だとも思っていないよ。ただ一番大切なのは、人の名前で雇用するのではなく、スキーム内でその役割を果たすことだと思う」
来シーズンのバルサの監督は誰になるのか
「あと1年のオプションがあるのでエルネストだろう。間違いない。ロナルド・クーマンの件(バルサからのオファーがあった際にオランダ代表との契約を解除できるというもの)については世界中の人々が知っているが、それにバルサは関与していない。もちろん(バルベルデがオプションを行使しなかった場合に備えて)クラブは常に準備をしなければいけない。しかし、私はエルネストに敬意を払っているから、クーマンと話してもいないよ。私の仕事は今の監督をサポートすることなんだ」
「バルサの新監督候補?リストに掲載されている名前は本当に少ないよ。無所属だけど絶対に契約しない監督なら教えるよ。ジョゼ・モウリーニョさ(笑う)」
イヴァン・ラキティッチは冬に去るのか?
「彼自身が決断を下すと思う。私はすでに彼と話した。監督が考えていること、クラブのプランについて説明したよ。出場機会がないことで悲しい気持ちは理解できる。他と比較してもはるかにカリスマを備えた選手だ。ずっと高いレベルでプレーしているのも確かだね」
リオネル・メッシとの契約更新について
「すでに話し合っているよ。契約についてはレオの決定次第だが、できるだけ早くサインできることを願っている。オファーの内容について?いつかは知られるだろうけど、ここでは言わない」
アンス・ファティについて
「我々が守らなければいけない若者だ。彼の代理人や家族と話す必要がある。アンス本人にはトレーニングプロセスを継続し、これから少しずつプレー時間を増やして欲しい」

エリック・アビダル
アビダル「来シーズンの監督?バルサが絶対に契約しない監督なら教えるよ」
FCバルセロナのスポーツディレクターに就任して以来、エリック・アビダルがクラブの公式チャンネル以外のインタビューを受けるのはこれが初めてである。