ロボ・カラスコ(元バルサ/スペイン代表)「ノー。センターバックがいない」
「ヨーロッパで最高のチームではない。まずセンターバックが不足している。サミュエル・ユムティティが負傷したため、ジェラール・ピケがすべての試合に出場しなくてはいけなくなった。また一部の選手のパフォーマンスが低いことも問題だ。カンプ・ノウの試合では常に7人か8人の選手が多くを与えているが、アウェイだとそれが5人以下になる」
「このチームは長い間シャビ・エルナンデスとアンドレス・イニエスタが引っ張ってきた。今シーズンは、昨シーズンあれだけ起用されていたイヴァン・ラキティッチがほとんどプレーしていない。彼は今の状況をアンフェアに感じているはずだ。攻撃面では、アントワーヌ・グリーズマンがバランスを崩している。これは時間をかけて改善しなくてはいけない」
ミゲル・ベルナルド(元バルサ/スペイン代表)「イエス。トップ6チームのなかにいる」
「最新の試合結果にだけフォーカスするのではなく、フットボール選手ごとに分析すれば、バルサはマンチェスター・シティ、リヴァプール、パリ・サンジェルマン、ユヴェントス、バイエルン・ミュンヘンと並んで世界トップ6のグループに入っていることは間違いない」
「改善点があることはもちろん認める。特にディフェンスの補強が必要だ。ミッドフィールドについては、若い選手にチャンスを与えて欲しい。これは多くのファンも同じ考えだと思う。そのためには、ある程度時間が必要なことを理解しなければいけない」
カルロス・レシャック(元バルサ/スペイン代表)「今は何よりも団結が求められる」
「まず人々に言いたいのは、パニックにならないで欲しいということだ。バルサには素晴らしいチーム、クオリティ、プランがある。今は何よりも団結が求められる状況だ。選手を取り巻く環境が良い雰囲気にあることが大前提だと思う」
「近年、ライバルチームのレベルは向上しており、そのプレースピードも上がっている。その結果、より小さなスペースでプレーしなければいけなくなった。現代のフットボールは、密集地帯で通用する最高のテクニックを備えた選手が勝つ」
ビクトル・ムニョス(元バルサ/スペイン代表)「シティ、PSG、ユーヴェに後れを取っている」
「バルサがスペインだけでなく、ヨーロッパでも最高のチームのひとつであることは間違いない。チャンピオンズリーグでも優勝候補に入るだろう。しかし、マンチェスター・シティ、PSG、そしておそらくユヴェントスと比較しても、その戦力は後れを取っている。ただエルネスト・バルベルデの戦力が、イスタンブールでの決勝戦に進出できないレベルだとは思っていない」
「補強が必要なのはディフェンスだが、特に両サイドのバランスが悪い。フルバックが右に集中しているからだ。冬の移籍市場ではジョルディ・アルバのバックアップの獲得が必須である」
フリオ・サリナス(元バルサ/スペイン代表)「最高のチームのひとつだ」
「バルサはヨーロッパで最高のチームのひとつだ。世界最高の選手がいることを忘れてはいけない。シティ、リヴァプール、ユーヴェ、PSG、バイエルンに、もしメッシがいたらどうなるかを想像してみて欲しい。そのチームが世界最強になるだろう。バルサにはメッシ以外にも素晴らしいチームがあり、チャンピオンズリーグに優勝するだけの力を備えている」
「それでもこの大会はグループステージも一筋縄では行かない。出場するクラブはどこも強豪だからだ。3月になれば、より明確な道筋が見えてくるだろう。重要なのは、そのときにフォームにあること。多少のつまずきがあっても、今はグループ首位という事実があれば何も問題ない」
