執筆者:Miguel Rico

 この馬鹿げたニュースを理解できる人間はいないはずだ。バルサにもいない。何かコメントして否定する必要すらないと思っているだろう。

 我々が話せるのは事実だけだ。最初にバルサとサウルが結びついたのは2013年だった。バルサがアトレティコに210万ユーロでダビド・ビジャを売却したときである。

 この契約には、他クラブからサウルとハビ・マンキージョにオファーがきたとき、バルサはそれと同額を出せば獲得できるというオプションがついていた。結果的にそれは行使されておらず、現在マンキージョはニューカッスル・ユナイテッドでプレーしている。

 バルサは2016年にサウルに興味を示したが、2013年に4500万ユーロだった契約解除金はすでに8000万ユーロにまで上がっていた。さらに2017年の契約更新では1億5000万ユーロに更新されている。

 前述のニュースによると1500万ユーロで優先交渉権を得たらしいが、サウル獲得には少なくとも1億5000万ユーロ以上が必要なのだ。この価格の選手に対して、優先交渉権に大金を費やす意味がないのは誰でもわかる。

MundoDeportivo編集部

著者プロフィール MundoDeportivo編集部