2013年、メッシは父親のホルヘと共に、2007年から2009年にかけて所得税を脱税したとしてスペイン税務局に告発された。「あのときは本当に疲れ果てた」メッシは当時をそのように振り返る。
「税務局からの追求に加えて、いろんな報道にも悩まされた。人々は起きていることを良く知らないのに、メディアが報じるがままに僕を批判したんだ。僕と家族にとって苦しい時期だったよ」
メッシは、あの追求は他のアスリートへの見せしめだったと考えている。「自分が初めてのケースだったのですべてが大変だった。多くのアスリートは怒っていたね。みんながサポートしてくれた。とても難しかったけど、唯一の救いは、子供たちがまだ小さくて何も理解できなかったことかな」
アルゼンチン人は続ける。「あのときはバルセロナを去りたいというより、スペインを離れたいという気持ちになった。自分が虐待されていると感じていたんだ。ただ、どのクラブも私がバルサを出るとは考えなかったんだろうね。オファーは1つもなかったよ」

リオネル・メッシ
メッシ「税務局から攻撃されたときはスペインを離れようと思った」
リオネル・メッシは、かつてスペインを離れようと考えたことを隠さなかった。『El Mon a RAC1』のインタビューで明かしている。