執筆者:Jose Luis Artus
なぜなら"ペドリ"の家族は何世代も続くクレだからだ。父親はペーニャ・バルセロニスタ・デ・テネリフェ・テゲステの会長で、それを創設したのはペドリの祖父である。
そんなペドリだから、レアル・マドリード、アトレティコ・マドリード、ボルシア・ドルトムント、リヴァプール、マンチェスター・シティ、チェルシー、バレンシア、セビージャ、ベティスなど合計12クラブからオファーを受けたときも、バルサ以外を考えることはできなかった。
今シーズンはローンという形で、引き続きラス・パルマスBでプレーしているが、数日前にこの16歳が決めたゴールは、その獲得に懐疑的だったバルサファンも唸らせている。
ペドリには素晴らしい才能があり、バルサのスタイルにも上手く適合すると思う。アンドレス・イニエスタの再来という評論家も少なくないが、ラス・パルマスではよくフアン・カルロス・バレロンと比較されている。
元バルサ技術強化部のメンバーで、現在ラス・パルマスのスポーツディレクターを務めるトニ・オテロからホセ・マリア・バケーロへの連絡がきっかけとなり、バルサはペドリ獲得に乗り出した。来年のプレシーズンにはファーストチームに参加する契約である。
それまでペドリはラス・パルマスで成長する。もちろん、試合やトレーニングが無いときは、家族と一緒に遠くからバルサを応援するだろう。

ペドロ・ゴンサレス
今夏バルサが獲得したペドリは生粋のクレ
「子供の頃からこのチームのファンでした」入団会見でよく聞くフレーズだが、今夏バルサBに移籍したペドロ・ ゴンサレスは、そんなお決まりのリップサービスでコメントしていない。