執筆者:Edu Polo

 現在のように情報網が整っていなかった当時、人々がいち早く試合結果を知るツールが新聞社前の黒板だったからである。バルサが勝利するとファンがカナレタスの噴水に集まるのは、このときから始まったものだ。

 同オフィスは1945年に『Hotel Montecarlo』が購入したが、この7年間は空き家になっていた。そして数ヶ月前に賃貸に出されたとき、ちょうど新しいオフィシャルストアの出店先を探していたFCバルセロナが目をつけたのである。

 3月に開始した工事を担当した建築スタジオ『Capella Garcia』は、モダニズムとアンティークが融合したデザインで店舗を作り上げた。敷地面積は1900平方メートルで、フロアは主に「メンズウェア」「ジュニアウェアとジュニア用品」「ウィメンズウェアとその他商品」の3つに分かれている。

 カナレタスの噴水のレプリカがあるエントランスホールでは、ファーストチームの選手たちがホログラムで出迎えてくれる。『Hotel Montecarlo』のティールームに飾られているのは、リオネル・メッシのユニフォームを着たマネキンだ。そのほか「Gallina de Piel(鳥肌)」や「Salid y disfrutad(ピッチに出て楽しんで来い)」など、クライフに関するフレーズや数多くの写真もある。

 ちなみにこのバルサストアがある場所は、1899年にジョアン・ガンペールがバルサを設立した『Gimnasio Solé』からわずか200メートルしか離れていない。

 バルセロナ市内には毎年1400万人の観光客が訪れるが、その1/4にあたる350万人がカンプ・ノウ、バルサミュージアム、ボティガ(オフィシャルストア)にやってくる。バルサの戦略は、これをさらに増やすことだ。

MundoDeportivo編集部

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