「私の人生で一番幸せな日です。数日前、バルベルデ監督に召集されたと聞かされて、私は妻と一緒に泣きました。今日、ピッチに入る息子の姿を見たときは、まるで雲の中にいるような気持ちでした」
アンスは2002年10月31日に西アフリカのギニアビサウで生まれた。幼少期に家族とスペインに移住。アンスは地元のクラブからセビージャの下部組織に入団する。
ボリはアンスが10歳だったとき、バルサとレアル・マドリードから誘われたことを明かした。「当時セビージャでプレーしたアンスに、バルサとレアル・マドリードからオファーがありました。マドリードの方が良い条件でしたが、バルサはアルベルト・プッチ(当時のカンテラのディレクター)が自宅まで説得に来たんです」
「(セビージャの)モンチSDは怒っていましたね。今まで提供したものを考えて、セビージャと契約して欲しいと言われてました。しかし、最終的にはバルサへの移籍を決めたんです」

アンスは2013年にカンテラに入団。同年に日本で開催されたU-12ジュニアサッカーワールドチャレンジで大会得点王に輝いている。ちなみにこのときのチームメイトには久保建英(レアル・マドリードからマヨルカにローン移籍中)やエリック・ガルシア(マンチェスター・シティ)などがいた。
