その後、スポルティング、マンチェスター・ユナイテッド、レアル・マドリード、ユヴェントス、ポルトガル代表のユニフォームを着た5人の子供たちが、クリスティアーノに質問を行っている。

 まずスポルティングのユニフォームの子供から「小さな頃から今の成功を信じていましたか?」という質問を受けると、クリスティアーノは「いや、そんなことは想像もしてなかったね。プロの選手になることだけを考えていたよ」と答えた。

 ユナイテッドのユニフォームを着た少年は「レアル・マドリードとマンチェスター・ユナイテッドのどちらが恋しいですか?」とたずねた。クリスティアーノは「どちらも恋しいけど、マドリードのほうかな」と返している。

 ポルトガル代表のユニフォームを着た子供が聞いたのは、2016年の欧州選手権優勝についてだった。「すべてのタイトルが重要だけど、母国のために勝ち取ったものは他のものとは違うよ」クリスティアーノはそのように話している。

 レアル・マドリードのユニフォームの子供から「あなたがマドリードを去ったことがとても残念です」と言われると、クリスティアーノは「私もさ」と言いながら、その子の頭を優しくなでた。

 ユヴェントスのユニフォームを着た子供は、チャンピオンズリーグに関する質問を行った。クリスティアーノは「マドリード、アトレティ、シティ、バルサのようなライバルがいるけど、我々は挑戦するよ」と語っている。

 賞を受け取る前、クリスティアーノは『Marca』とフロレンティーノ・ペレスに感謝の言葉を述べたあと、次のようにコメントした。「マドリードは特別です。私はたくさんの都市を訪れますが、マドリードのような街はほとんどありません。この賞を得た理由の多くは、私がここマドリードでやったことに由来しています。私を支えてくれた皆さんには感謝しかありません。そんな人々に支えられた自分が誇らしいです」

 この授賞式に参加したファンのなかには、数時間待った人間もいたという。ステージに上がったクリスティアーノには、「君がいなくてさびしいよ!」「マドリードと再契約して!」という声が飛んでいた。

MundoDeportivo編集部

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