執筆者:Sergi Sole

 ネイマールは今夏の移籍市場でホットな存在になった。それはマーケットが閉じるまでの2ヶ月間続くだろう。プレシーズン初日に合流しなかったことを非難したパリ・サンジェルマンと、その正当性を主張したネイマールの"戦争"が、同選手のバルサ復帰説を後押しする。

 ただ、ジョゼップ・マリア・バルトメウ会長は、昨日行われたネトの入団記者会見でも「金曜日に言ったこと(「PSGに販売の意思がない限り何もできない」)は今も変わらない」と語った。

 では、PSGがネイマールの放出を決めた場合はどうなるのだろう?バルサは現在のネイマールの価値を最大で1億7000万ユーロ(約207億円)と評価しているが、これを金銭で支払うつもりは無い。あくまでもトレードで復帰させようとしている。

 フィリペ・コウチーニョ、サミュエル・ユムティティ、イヴァン・ラキティッチのなかから複数を組み合わせたり、もしくはウスマン・デンベレを譲渡するか。ただ、デンベレについては、放出不可能と判断したばかりだ。

ネイマール:パリに戻ったときに自分の将来を決めなくてはいけない

 ネイマール・シニアは、ジュニアが初日に合流しないことはPSGも知っていたと主張しているが、息子がバルサに帰りたがっているという願望についてはまだ公にしていない。しかし、ネイマールはもう将来を決めなければいけない時期に来た。

 ネイマールの選択肢は3つある。今すぐにでも出て行きたいとPSGに伝えること。契約解除金が1億2000万ユーロに設定される来夏まで我慢すること。このままPSGでキャリアを続ける覚悟をすることだ。

バルサ:最優先事項はアントワーヌ・グリーズマンの獲得

 数日中にもバルサはグリーズマン獲得を発表するだろう。バルサは、このフランス人選手を攻撃の大きな軸に考えているが、これにネイマールが加わればさらに大きな補強になる。しかし、現時点で有利な立場にあるバルサは、自らチップを動かさない。PSGがバルサを動かすには、バルサにとっても有益な条件を提示する必要がある。それが選手のトレードだ。

 マーケットが閉じる9月2日までの8週間、ネイマールとPSGの関係悪化が進めば進むほど、バルサはますます有利になる。もしかすると、現段階では考えられないようなシナリオが生まれるかもしれない。仮にネイマールが復帰しなくても、チームはグリーズマンと共にレベルを上げる。それだけなのだ。

PSG:カタールの意向を確認して投資を回収したい 

 PSGの放出リストにネイマールの名前があることはもう間違いない。それは月曜日に発表されたあの声明でも明らかだ。トーマス・トゥヘルがこのブラジル人にうんざりしていることは周知の事実であり、レオナルドはドアを開けて"悪い警官"の役を引き受けた。

 現在のクラブの目標は、2年前に投資した2億2200万ユーロの回収である。ただ、満額を取り戻すのは難しい。最終決定を下すのは ナーセル・アル=ヘライフィーではなく、そのうえのタミーム・ビン・ハマド・アール=サーニーだ。

MundoDeportivo編集部

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