執筆者:Jaume Misteraches

 例えば、2003-04シーズンにビジャマリンで決めたゴールは絶対に忘れることができない。ベティスのディフェンダーを2人を"欺いて"裏のスペースに飛び出したトーレスは、鮮やかなジャンピングボレーでネットを揺らした。このとき彼はまだ19歳だった。

 重要性、歴史、感傷的な面から選ぶとすれば、2008年6月29日の得点に勝るものは無いだろう。欧州選手権の決勝ドイツ戦で決めたゴールだ。

 スルーパスに反応したラームが、体を入れてレーマンにボールを預けようとした場面。トーレスはラームの外側を回ってボールに触れると、抑えようとしていたレーマンを越えるチップキックを放った。これがこの決勝で唯一生まれたゴールだった。

 1964年のユーロ優勝以来、44年間続いていた無冠という"干ばつ"が終わった瞬間である。この2年後、ラ・ロハはワールドカップでも優勝を果たした。そういう意味で、私はトーレスのあのゴールが代表の歴史を変えたと考えている。

 今日、フェルナンドは現役生活にピリオドを打つことを発表した。ありがとうエル・ニーニョ(少年)、すべてのファンが君に感謝している・・・。

MundoDeportivo編集部

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