問題のパフォーマンスが生まれたのは51分、コウチーニョがバルサの3点目を決めただった。目を閉じたままスタンドを向いたコウチーニョは、両手の人差し指で耳の穴をふさぐジェスチャーを行う。これまで続いていた批判や、他の試合でのブーイングへのリアクションという解釈が一般的だ。

 この件については試合後にチームメイトやエルネスト・バルベルデ監督にも質問が及んだが、誰もが「よく見ていなかった」と言及を避けていた。

 そんななか、コウチーニョ本人がインスタグラム・ストーリーズで公開したメッセージは次のとおりだ。

「僕はフットボールだけでなく、人生においてもこれまで一度も失望したことがない。常に野心を抱き、未来を見ている。僕たちのやる気を削ごうとしている人々の声に耳を傾けるべきじゃない。なぜなら彼らの言葉は、僕たちに目標を見失わせるからだ」

 試合後、バルベルデは「コウチーニョは細かいことを気にせず、自分の目標に向かって努力している」と語っていたが、そのコメントを強調するメッセージだ。

MundoDeportivo編集部

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