同時にブシは、今のチームにいないシャビ・エルナンデスとアンドレス・イニエスタを懐かしんでいる。「彼らがいなくて淋しいよ。私だけではなくみんなが彼らを恋しく思っている。彼らはユニークな選手だった。長い時間を一緒に過ごした結果、お互いを完璧に補完しあえる関係になったんだ。どちらもマシアから出てきた才能だ。選手が入れ替わるのはフットボールにおける摂理だけど、重要なのは我々が同時代にプレーできたことだよ」

 今のチームにはそのシャビもイニエスタも、そしてグアルディオラもいない。ブスケツのパートナーは、彼が"カメレオン"と呼ぶイヴァン・ラキティッチであり、指揮官はエルネスト・バルベルデだ。「2人とも控えめで落ち着いた人間だ。メディアの露出も少ないよね」ブスケツはそのように話している。

 バルサの戦い方について、ブスケツは「リスクを冒すこと」だと主張した。「選手は違うけど、フィジカル、メンタル、戦術のすべての面で準備は整っている。一番強かったのはペップ時代だと思うけど、フットボールは日々進化しているので、今のチームと比較することはできないよ。当時は4-3-3、今は4-3-3と4-4-2を併用している。個人的には昔の4-3-3の方が好きだね。ただ、バルサの選手はあらゆるシステムでプレーすることができる。クラブの哲学が同じだからさ」

 ローマでの悲劇的な敗北のあと、リオネル・メッシは"美しいカップ"の奪還を宣言した。ブスケツはそのキャプテンについても話している。「レオはときどきあんな感じなんだ。基本的に恥ずかしがり屋なんだけど、言うべきときには言うタイプだね。(シーズン開幕時の宣言について)どんなことを言うのかは知らなかった。もしかしたらレオも事前に決めてなかったかもしれない。でも、チャンピオンズリーグで優勝したいって気持ちはみんな同じだった」

 ビッグイヤーを掲げるのは簡単なことではない。特に今シーズンは、プレミアリーグのライバルたちが立ちふさがっている。その最初がマンチェスター・ユナイテッドだ。ブスケツはスールシャールのユナイテッドを次のように分析する。「彼らは相手にボールを持たせても良いと判断することがある。PSG戦でも見たように、ユナイテッドはカウンターとセットピースに優れたチームだ。もしミスをすれば、すぐにやられてしまうだろう」

 決勝戦の相手がマンチェスター・シティになったら?この問いに対するブスケツの答えはこうだ。「勝利のために全力を尽くすよ。ペップに対する敬意は持ったままでね」

MundoDeportivo編集部

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