執筆者:Angel Perez

 しかし、このスタジアムが"The Theatre of Dreams(夢の劇場)"と呼ばれるようになった時期や、ユナイテッドになぜ"レッドデビルズ"という愛称が付いたのか、その理由を知らない人もいると思う。

 まずスタジアムの愛称について、その名付け親はサー・ボビー・チャールトンだ。1958年に起きたミュンヘンの悲劇を乗り越え、チームを復活に導いたユナイテッドの神話である。

 1973年に現役を引退するとき、彼は次のように語った。「マンチェスターに住んでいる子供たちは、誰もがこの劇場で成功することを夢見ている。私はここでその夢をかなえた」このシンプルなスピーチは、その日の夜からオールド・トラッフォードを"夢の劇場"と呼ばせるようになった。

 ユナイテッドを象徴するもうひとつのワードが、チームの愛称である"レッドデビルズ"だ。クラブ創立時の名称がニュートン・ヒース・ランカシャー&ヨークシャー・レイルウェイズFCだったため、ユナイテッドはもともと"ヒーセンズ"という愛称だった。

 ミュンヘンの悲劇のあと、サー・マット・バスビーは若手選手を中心にチームを組むことになる。天使のように幼い彼らの顔つきをみたバスビーは、チームの愛称をもっと力強い"レッドデビルズ"に変えた。これは30年代にヨーロッパを支配して"es diables rouges'(赤い悪魔)"と呼ばれていたラグビークラブ、サルフォードにインスパイアされたものだった。

MundoDeportivo編集部

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