そのレポートにはバルサの選手についての分析が記述されている。例えばロナウジーニョについては「非常に貧弱な守備意識。詐欺師のような選手で簡単に落ちる」というような感じだ。
キャプテンのカルレス・プジョルは次のとおりだ。「積極的だが感情的になりやすい。レフェリーのジャッジに抗議し、すぐ対戦相手の挑発に乗る。ストライカーの近くにミッドフィルダーがくるとポジショニングが乱れる。ディフェンスラインのリーダーシップはなく、オフサイドを取れない」
当時若かったアンドレス・イニエスタとリオネル・メッシについてのメモもある。イニエスタのことは「ベンチスタートだがダイナミックな選手。ピッチを広く動き回り、スピードもあるのでややこしい」18歳のメッシについては「クオリティとスピードがあるが左足しか使えない。ロナウジーニョとまったく同じ特徴を持ち、ライン間の動きが優れている。ドリブルでチームを押し上げ、1対1が素晴らしい」と書かれていた。
そのメッシに対するファウルでアシエル・デル・オルノが退場処分を受けたあと、モウリーニョは「バルセロナは偉大な劇場がある素晴らしい街だ。ここであの若者は演技を学んだ」という有名なコメントを発表した。

ジョゼ・モウリーニョ
2006年のバルサを分析したモウリーニョのレポートが流出
2005-2006シーズンのチャンピオンズリーグのラスト16ラウンドでチェルシーはバルサと対戦したが、当時ブルーズを率いていたジョゼ・モウリーニョのスカウティングレポートが流出している。英紙『Mirror』が報じた。