執筆者:Xavier Bosch

 ただ、この発言は"アンチバルセロナ"が理由ではないことも付け加えている。「バルサが嫌いだから言ってるんじゃない。それがレアル・マドリードの利益になるから言ってるんだ。実際、私はバルサは素晴らしいチームだと思っている」

 クラシコの思い出について、アルベロアは次のように話した。「いつも勝つためにピッチに出て行ったよ。スペイン代表には友人がいなかった。当時の代表選手でマドリードに所属していたのは自分だけだったからね。だからクラシコには常に緊張感を持っていたんだ。ジダンがルイス・エンリケの首をつかんでいるのも見たよ」

 2017年1月、アルベロアはかつての恩師ジョゼ・モウリーニョの誕生日にお祝いのメッセージを送った。しかし、このとき添付した写真に、指揮官と犬猿の仲だったイケル・カシージャスが写っていたことが問題になっている。アルベロアはこの写真がわざとじゃないことを前置きした上で、「あんなものを選んでしまったばかりに、とんでもないことになったね」と振り返っていた。

 最後に元ディフェンダーは、現在のレアル・マドリードについても語っている。「マドリードが今シーズンのリーガで優勝するのは難しいと思うけど、あまりにも批判が多すぎるね。イスコについても同様だ。彼は本来のポジション以外でもプレーしている。私はイスコの一番のファンだ。順調に行けば、今後ずっとマドリードを支える選手になると信じている」

MundoDeportivo編集部

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