執筆者:Fernando Polo / 翻訳者:古賀正登

 ムンドデポルティーボが入手した情報によると、バルベルデ本人は最初にサインした2年契約のオプション、1年の延長を行使したいと考えているらしい。彼のスタッフのひとりは、ドレッシングルームの大半が、指揮官がそう考えていることを確信しているという。

 ただ、成績次第で解任されるも監督の宿命だ。延長オプションを行使するためには、最低でもリーガかチャンピオンズのどちらかひとつを獲得しなければいけないだろう。国王杯も重要なタイトルだが、継続を後押しするようなトロフィーではない

 現在、バルサはリーガで首位を維持し、チャンピオンズリーグでも素晴らしいパフォーマンスを継続している。これはもちろんバルベルデの手腕だ。前述のスタッフは、チングリの「流れを最大限に活用する指導」「万全の準備」「トラブルを避ける感覚」そして「選手たちとのコミュニケーション能力」を賞賛している。

 リオネル・メッシという唯一無二の存在も、バルベルデのアドバイスには耳を傾け、話し合って出た起用方法を受け入れる。当然のように思えるが、実はこれが一番我々を驚かせたことでもある。

 そのほかにもバルベルデには隠れた功績が少なくない。例えば、感情的になって脱線しかけた選手をレールに戻したこともそうだ。数ヶ月前までのウスマン・デンベレやアルトゥーロ・ビダルの状況を覚えているだろうか?フットボール以外の場所で論争を生み出していた彼らも、今ではチームに欠かせない存在になっている。

 クラブを喜ばせた出来事のひとつは、昨シーズン使用した4-4-2を4-3-3に戻したことだ。バルサは伝統的に4-3-3を好む傾向にあり、移籍市場でもこのフォーメーションに当てはまる選手を中心に動いている。そういった意味で、現段階でバルベルデの延長オプション行使を阻む要素は何もない。そう、あとはタイトル次第なのだ。

MundoDeportivo編集部

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