執筆者:Javier Gascon
シウタット・エスポルティーバ・ジョアン・ガンペールのプレスルームで行われたこの会見が始まったのは、トレーニングセッションが始まる前の17時である。そのため、この時点で指揮官はリオネル・メッシの状態を判断することができなかったが、それでもメディアからの質問を避けることはできなかった。
「今日はまだメッシの様子を確認していないので、あなたたちの質問に答えることはできない。トレーニングセッションが終わったあとに分るだろう。もしメッシが起用できなくても、我々には他の選手がいる。とりあえず召集メンバーが発表されるのを待って欲しい」(※このあとメッシの召集が発表されました)
このクラシコは危険を冒すべき試合なのかを聞かれたバルベルデは、次のように答えた。「現時点で最もフォーカスしている試合だ。リーガのことを考えるのはそのあとだよ。通常、選手たちは自身のコンディションを分析してブレーキをかけるが、今回はそういう判断はできないと思う。そんな試合さ」
指揮官は続ける。「最も重要なのは、チームドクターやメディカルスタッフが行ったテストの結果ではなく、選手本人の判断だ。もちろん選手が大丈夫と言っても、私が見て起用を見送るケースもある。最終的にはリスク、長所、短所を評価して決定を下すからだ」
バルベルデは、メッシがいなくてもチームが目指すプレーは変わらないことを強調した。「レオがいてもいなくても、我々は勝利、支配、結束、ゴールを求めて戦う。それはいつだって同じだ。スアレスとのコンビネーション?確かにレオとルイスのコンビは強力だ。レオが出場しない場合、ルイスは他の選手とつながる必要がある。ただ、それはこれまで何度もあったことなので、何も心配していないよ」
起用できるかどうかは別として、メッシの名前が召集リストにあるだけでマドリードを警戒させるのでは?という質問に対して、バルベルデは「それはどうだろうか」と疑問を呈した。「起用できる状態にあればリストに名前が載るし、そうでない場合は召集されない。その名前がライバルにどんな影響を与えるかは分らないし、そんなことは考えないよ。少なくとも、メッシ本人は観客を欺くことを好まないはずだ」
バルベルデはウスマン・デンベレの状態についても語った。「昨日のトレーニングのあとも完全に判断することはできなかった。今日再び様子を見るだろう。その結果、召集するかどうかを決めたい」(※デンベレは召集されませんでした)
