執筆者:Ferran Martinez
彼の利き足は右だが、左足でも同じクオリティのボールを蹴ることができる。決定力を持ちながら、チームプレーも忘れない選手だ。そのフィジカルを活かしたボールキープ、また上手く移動してスペースを活用するプレーを得意とする。
サッスオーロでは主にミッドフィルダーとしてプレーしていたが、その役割は背番号9のものだった。またチームが3-4-3を選択したときは、左サイドを担うこともあった。ストライカー、センターフォワード、ウインガー、セントラルミッドフィルダーでプレーすることができ、アタッカーとしては非常に広い用途を持つ選手である。
28試合で10ゴールを決めたラス・パルマス時代は、キケ・セティエンのもと自身最高のシーズンのひとつを過ごした。そういった意味で、リーガへの適応については心配する必要ないだろう。
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アタッカーとして非常に広い用途を持つケヴィン=プリンス・ボアテング
ムニル・エル・ハダディ放出後、前線の選手を探していたバルサが獲得したのは、話題に挙がっていなかったケヴィン=プリンス・ボアテングだった。しかしこの31歳は、バルサが求めているプロファイルに適応する選手だ。ラス・パルマスでプレーしていたこともあり、リーガにおける経験も申し分ない。