執筆者:Fernando Polo

 デ・ヨング本人は度重なる移籍報道に疲れを見せており、また周囲に「バルサでは定期的にプレーできないのではないか」という不安をもらしていたそうだ。会談のあと、本人から「自分はバルサには行かないと思う」という電話をもらったバルトメウは驚きを隠せなかったらしい。

 パリ・サンジェルマンも乗り出した獲得争いにおいて、焦ったバルトメウは別の方向からデ・ヨングを説得することにした。例えばバルサの歴史と偉大さ、リオネル・メッシの存在、アヤックスと似たプレースタイルであること、そしてアルトゥールやクレマン・ラングレのように、若くても出場機会を得ている選手がいることを伝えたという。

 この連絡が功を奏し、デ・ヨングは再びバルサ移籍を前向きに検討するようになった。アムステル訪問では何の成果も挙げられなかったが、返事が数日伸びただけだったと評価するものもいた。

 しかし、実際には信じられないことが起きていた。『capo』のアンテロ・エンリケ記者が、バルトメウたちがアムスを訪問した翌日、PSG幹部らがデ・ヨングの代理人アリ・ドゥルサンと会談を行ったと報じたのだ。さらにPSG専門誌の『Paris United』は、ドゥルサン代理人が提案する選手を追加することで、選手サイドがPSG移籍に合意したとまで伝えている。

 それでもバルサは、デ・ヨングが自分たちを選ぶと信じているようだ。選手の父親と良い関係を築けたことにも大きな自信を感じている。デ・ヨング獲得は、エルネスト・バルベルデにとっても最優先事項の一つだ。記者会見ではいつもコメントを避ける指揮官だが、このミッドフィルダーが今後の戦略の大きな部分を担うことになると語っているという。

 デ・ヨングが選ぶのはバルサか、それともPSGか。その将来はこの数日間で方向が決まるだろう。

MundoDeportivo編集部

著者プロフィール MundoDeportivo編集部