しかし、ビエルサ自身はこの行為が間違いだったとは認めておらず、またダービーのフランク・ランパードも相変わらずビエルサに対して「スポーツマンシップを欠いた行為だ」と批判している。

 ランパードからの指摘に対して、ビエルサは「そんなものはスポーツマンシップではない」と反論した。「だったらひとつエピソードを話そうか」と、アルゼンチン人指揮官は次のような思い出話を語っている。

「あれは2012年に行われたコパ・デル・レイ決勝戦だ。当時私が率いていたアスレティックは、バルサ相手に早々に3点を取られてしまった。3-0での敗戦だったが、バルサは3点目のあとに攻撃をやめた。試合に負けたことは悔しかったけど、私はすぐグアルディオラのもとへ行き、彼らの優勝を祝福したよ。素晴らしい指揮官だと声をかけた私に、ペップは"バルサに関しての知識はあなたの方が持っています"と言ってくれた。これが本当のスポーツマンシップだ」

 この試合、3分にペドロ・ロドリゲス、20分にリオネル・メッシ、25分に再びペドロがゴールを決めたバルサは、アスレティック・ビルバオに恥をかかさないようにそれ以降の攻撃のペースを落としている。試合後の表彰式では、両チームがそれぞれカタルーニャ国旗とバスク国旗を掲げ、貴賓席のアストゥリアス皇太子に見せ付けた場面が話題になった試合だった。

MundoDeportivo編集部

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