執筆者:Fernando Polo

 バルサはこのパリ・サンジェルマンのミッドフィルダーを1年以上スカウトし続けてきた。ネイマールの退団が避けられないと分かったとき、条件の一部にラビオの譲渡を含めようとしたほどだ。当時はPSGの了承を得ることができなかったが、バルサが諦めることは無かった。

 そしてその瞬間がやってきた。数週間前、ラビオはバルサに"イエス"と答えたのだ。ユヴェントス、マンチェスター・シティ、バイエルン・ミュンヘン、ミラン、ローマ、多くのクラブが興味を持っていたなか、PSGとの契約終了後はカンプ・ノウに行きたいというのがラビオの意思だった。

 契約更新の意思が無いことを明かしたラビオに対して、PSGは残り6ヶ月間プレーさせないと脅した。クラブの利益を守るため、彼らにできることは1月の移籍を強要することである。『Paris United』によると、PSGは500万ユーロ(約6億円)で移籍を容認するそうだ。

 実はバルサは数ヶ月前からラビオの母親ヴェロニケとコンタクトを取っている。当事者間で署名入りの書類を交わしていないため、法的には可能だ。このとき口頭で、ラビオのバルサ入りが実現したとき、代理人でもあるヴェロニクにボーナスが支払われることが決まったという。金額は明らかにされていないが、ヴェロニクはバルサの提示した以上のボーナスを求めているといわれている。

MundoDeportivo編集部

著者プロフィール MundoDeportivo編集部