この試合でゴールを決めたセルヒオ・ラモスだが、試合中はアル・アインのファンから常に口笛が吹かれている。昨シーズンのチャンピオンズリーグ決勝で、ラモスがモハメド・サラーを負傷させたことが理由だ。アル・アインのファンからすれば、同じ中東のエジプト人がやられたことが気に食わなかったのである。

 このブーイングについて、試合後ラモスは「本当に理解できない。対戦相手には敬意を払わなければいけないと思う」と発言した。このコメントには驚かされた。彼が以前に口にしたものとは矛盾するからだ。

 今から約1年前、スペイン南部アリカンテでロシアワールドカップ予選アルバニア代表戦が行われた。この試合でアリカンテのファンは、母国代表のジェラール・ピケに容赦の無いブーイングを浴びせ続けている。カタルーニャ独立問題が加熱していた頃だったため、この状況は試合前から予想されていたことだった。

 ただ、試合前に意見を求められたラモスは、次のようにコメントしていた。「我々からファンにブーイングをやめるようにお願いすることはできない。なぜなら彼らには表現の自由があるからだ」

 

MundoDeportivo編集部

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