執筆者:Miguel Rico

 この試合、イニエスタはダビド・シルバに代わって67分からピッチに入っている。一部では、イニエスタがこの起用方法に大きな失望を感じていたのではないかとも言われていた。テレビ番組『Salvados』の収録で日本を訪れているジョルディ・エボール(バルセロナ出身のコメディアン・ジャーナリスト・TV司会者)は、当時のことを本人に質問している。

「試合のどこで起用するかを決めるのは監督の仕事だよ」イニエスタは話す。「監督は言わなかったが、私の実力は明らかに衰えていたのさ。シャビが代表引退を決めたときと似ている。ブラジルワールドカップのチリ戦でデル・ボスケからベンチに残されたとき、彼は自分がスペイン代表から去る時期だと悟ったんだ」 

 バルサとスペイン代表で一時代を築いたイニエスタとシャビだが、代表から引退するときは共に華やかなものではなかった。イニエスタが言うように、これがフットボールというものである。

MundoDeportivo編集部

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