「フットボールは机上で行われるものじゃない。絶えず動くスポーツだから、システムに関する数字が参考にならないときもあるよ」現在PSGのU-19を指導するモッタはそのように説明した。「超攻撃的な5-3-2とか、守備的な4-3-3だってありえる。問題は選手のクオリティと姿勢さ」

 モッタは次のような例を挙げた。「先週2試合したんだが、我々が2-7-2で戦ったと聞いたらどう思う?」Gazzettaの記者は「12人でプレーしたのかい?」と聞いた。モッタは「いや、ゴールキーパーもフィールドプレイヤーとしてカウントするんだよ」と答えた。「私はフォワードが最初のディフェンダーで、ゴールキーパーが最初のアタッカーだと考えている。ゴールキーパーがボールをセーブした瞬間に、そのキックからオフェンスが始まるんだ」

 彼のアイデアに最も似ているチームは、ペップ・グアルディオラのマンチェスター・シティだという。「シティはユナイテッド戦で44回パスを回してゴールを決めた。私の子供たちにもそれをやらせてみたよ。彼らは16回パスを通したあとにゴールを決めた。目標にはまだ遠いね」

 モッタは現役時代に最も苦しんだ試合についても振り返っている。「インテルの選手としてカンプ・ノウを訪問し、2-0で負けた試合だ。メッシやイブラヒモヴィッチはいなかったけど、そんなの関係なかった。彼らはとんでもない数のパスを回し続けたんだ。ボールがどんなデザインだったのか覚えていない。走り回るうちに感覚が遠のき、筋肉は痙攣していたよ」 

MundoDeportivo編集部

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