執筆者:Gabriel Sans

 面白いのは、これまでプレーした10試合でアルトゥールが1試合もフル出場していないことだ。最後に出場したベティス戦はハーフタイムに下がっている。

1 セビージャ戦(スーペルコパ)53分
2 ジローナ戦(リーガ)58分
3 トッテナム戦(チャンピオンズリーグ)87分
4 バレンシア戦(リーガ)88分
5 セビージャ戦(リーガ)66分
6 インテル戦(チャンピオンズリーグ)78分
7 レアル・マドリード戦(リーガ)87分
8 ラージョ戦(リーガ)66分
9 インテル戦(チャンピオンズリーグ)74分
10 ベティス戦(リーガ)45分

 なぜアルトゥールは最後までプレーさせてもらえないのか?10回の交代のうち、2回は試合の体勢が決したあとだが、これは単純にフィジカルをケアするものだろう。ひとつめはセビージャ戦(3-0のとき)、ふたつめはレアル・マドリード戦(4-1のとき)だった。

 残りの2回はスコアが関係している。ジローナ戦では負けていた(1-2)。トッテナム戦ではリードしていた(2-3)が、相手が非常に粘っていた。バレンシア戦はイーブン(1-1)、インテル戦は試合を決定付けていないとき(1-0)。ラージョ戦はリードを許していたとき(2-1)、再びチャンピオンズのインテル戦はスコアレスのとき(0-0)、ベティス戦は2点を先制されていた(0-2)。

 バルベルデはチームに変化を与えたいときに、まずアルトゥールを下げる傾向にあることが分かる。

MundoDeportivo編集部

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