執筆者:Lobo Carrasco

 アスルグラナは早いパス回しでインテルのゴールに襲い掛かる。だが、「制御」「支配」「威圧」すべてにおいて完璧だったバルサの偉大な攻撃は、たったひとつの問題に阻まれた。サミル・ハンダノヴィッチである。

 インテルはスペースを消すために上手くラインをコントロールしていた。それでもバルサのアタッカーはそれをかいくぐる。ウスマン・デンベレ、ルイス・スアレス、フィリペ・コウチーニョ、イヴァン・ラキティッチ、あらゆる選手がシュートを放ったが、必ず最後にインテルのゴールキーパーが立ちふさがった。

 63分、インテルはラジャ・ナインゴランを下げボルハ・バレロを投入。攻撃のリズムに変化を与えた。一方のバルサは74分にアルトゥーロ・ビダル(アルトゥールと交代)、81分にマルコム(デンベレと交代)がピッチに入る。

 83分、そのマルコムが大仕事をやってのけた。コウチーニョからのパスをうけたマルコムがエリア内に侵入すると、アサモアをかわしてシュート。右足で打つと思ったハンダノヴィッチは一瞬反応が送れ、ボールはネットを揺らした。素晴らしいゴールだった。

 しかし、バルサは残りの10分間をコントロールできなかった。87分、ラウタロ・マルティネスが中央に出したボールをセルヒオ・ブスケツがクリアできず、マティアス・ベシーノが拾う。ベシーノのシュートはジェラール・ピケに弾かれたが、そのこぼれだまに反応したマルオ・イカルディがテア・シュテーゲンの股間を抜くシュートを決めた。

 センターバックの特性を持っていないセルジ・ロベルトの対応を責めることはできないが、ジュゼッペ・メアッツァで勝利したかったバルサにとっては非常に残念な失点だった。ただ、1-1で終えたものの、決して悪いトレーニングではなかったことも確かだ。優れたチームプレー、圧倒的なプレッシャー、繰り返したフィニッシュ。このチームにD10Sが帰ってくると考えると非常に楽しみである。

MundoDeportivo編集部

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