通常、レフェリーは対角線法を利用してポジションをとる。しかし、ヴァランがルイス・スアレスを倒したとき、主審の視界はレアル・マドリードの選手にさえぎられており、ペナルティを判断することができなかった。そこでサンチェス・マルティネスはVAR(ビデオ・アシスタント・レフェリー)に意見を求め、その結果バルサにペナルティキックが与えられている。

 このときヴァランに提示したイエローカードは妥当だったが、77分にルイス・スアレスがナチョの足を踏みつけた場面は、レッドカードが提示されてもおかしくなかった。最終的に主審はこのウルグアイ人選手にイエローカードを出している。

 そのほかに論争を生むようなジャッジはなかった。今回のクラシコで最も素晴らしかったひとつが、サンチェス・マルティネスの審判だったと言える。

MundoDeportivo編集部

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