複数のクラブからのオファーを受けていたラビオだが、最終的にはパリに残ることを決めた。クラブからの経済的な提案もあったに違いないが、トーマス・トゥヘルからの信頼を得ていることも大きな要因だろう。今シーズン、ラビオはリーグアン10試合中9試合に先発出場している。

 PSGの若手選手といえばキリアン・エムバペが有名だが、現在トップチームに在籍する下部組織出身選手は優秀な選手ばかりだ。プレスネル・キンペンベ(23歳)、アルフォンス・アレオラ(25歳)、ティモシー・ウェア(18歳)、クリストファー・ヌクンク(20歳)、ムサ・ディアビ(19歳)、アントワーヌ・ベルネド(19歳)ヤシン・アドリ(18歳)、スタリレイ・エンソキ(19歳)、そしてアドリアン・ラビオ(23歳)は、その全員がトゥヘルから出場機会を与えられている。

 PSG下部組織の成功については、彼らが2015年から取り入れている"エコノメソッド"の成果だろう。全スタッフが各選手の長所や短所を徹底的に分析し、その潜在能力を最大限に引き出すため、「技術」「戦術」「フィジカル」の分野から働きかけるものだ。その中で最も重要なのが、フットボールインテリジェンスに刺激を与えていくことだと言われている。

 "エコノメソッド"を提供しているのは、欧州名門クラブのディレクターや、元育成監督などで構成された指導のプロフェッショナル集団エコノメソッドバルセロナリサーチ&ディベロップメント社だ。彼らは世界各地で指導者向けの講習や、子供たちのためのフットボールキャンプを開催している。

 10月28日に大阪、11月3日に東京で行う特別講習会では、今夏日本で開催されたU-12ジュニアサッカーワールドチャレンジ2018の優勝チームであるFCバルセロナ、準優勝アーセナルの攻撃におけるコンセプト、およびスペイン人選手と日本人選手の特徴を紐解いていくという。この講習にもすでに多くの申し込みがあるようだ。

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MundoDeportivo編集部

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