執筆者:Ferran Martinez
バルセロナ市内にあるマネジメントオフィスで、ムンドデポルティーボによるラフィーニャへのインタビューが行われた。約束の時間通りに到着したラフィーニャは、落ち着いた様子で、特には笑みを浮かべながらさまざまな質問に答えてくれた。
-とても調子がよさそうですね
「とてもいいよ。本当に。フィジカルコンディションは最高だ」
-このインタビューはミラノで行われていた可能性もありますが、この夏はどのように過ごしましたか?
「忙しい夏だった。自分の将来が不透明だったからね。インテルが契約しなくても、世界最高のチームに帰るだけだって安心感はあったけどね」
-インテルの対応に傷つきましたか?
「そんなことはないよ。僕はインテルで過ごした数ヶ月間で、負傷前の自信を取り戻せたんだ。チームメイトやファンも、僕を家族のように扱ってくれた」
-彼らは買い取りオプションを行使しませんでした
「オプションだからね。義務じゃないよ」
-インテルは何か説明しましたか?
「いや、何も聞かなかった」
-インテルで得たものは何ですか?
「自分に一番必要だった自信だ。フットボール選手としての感覚を取り戻せたことも大きい。本当に信じられないほどの経験ができたよ」
-インテルはどんなクラブでしたか?
「自分も驚いたけど、本当に素晴らしいグループだった。何より情熱を感じるクラブだったね。ブラジルでフットボールをしていたときの気持ちを思い出したよ」
-水曜日は特別な日(チャンピオンズリーグのインテル戦)になりますね
「元チームメイトたちとの再会を楽しみにしているよ」
-ルチアーノ・スパレッティ監督について教えてください
「非常に戦術的な指揮官だ。明確なアイデアを持っている人で、献身的な選手を好む傾向にある。彼はいい選手ばかりを持っているよ」
-ミラノではイカルディが助けてくれたようですね
「僕らはカンテラ時代のチームメイトなんだ。初めて会ったのは15歳のときで、それから親交を深めてきた。ミラノに到着したあと、マウロはすぐに助けてくれたよ。彼はキャプテンにふさわしい人間だと思う」
-バルセロナについても話しましょう。今シーズンは数試合でプレーしましたね
「いつも言っていることだけど、チャンスを与えられたときには全力で走り回ることを心がけている。もっとプレーしたいからね」
-バルベルデの信頼を得ていると思いますか?
「そう思うよ」
-最近、指揮官と話しましたか?
「プレシーズンに話したよ。監督は自分のことを頼りにしているといってくれた。僕にとって重要な言葉だ」
-1月を前にオファーは届いているのでしょうか?
「僕は自分が居たい場所にいる。今はバルサのことで頭がいっぱいだ。1月の時点で僕が戦力になっていない場合は、クラブが最善の方法を選択するだろう」
-もしバルサを去らなければいけないなら、あなたはどんなクラブを希望しますか?
「フットボールができるならどこでも」
-イタリア?スペイン?イングランド?
「どうしても言わせたいみたいだね。じゃあセルタって言っておこうか(笑いながら)。それは冗談だけど、本当に分からないよ。オファーが来たときに考える。今はここに50年在籍するつもりで頑張っているから」
-あなたのもうひとつの目標はブラジル代表に復帰することですね
「そうだね。またブラジル代表のユニフォームを着てプレーしたいよ」
-最近も親友のネイマールと会ったようですが、彼はバルサに戻りたいのでしょうか?
「そのことについては何も話してないよ。個人的には、ネイマールが戻ってきたらうれしいけどね。バルセロナは最高の街だから、ネイマールも恋しがっていると思う」
-バルセロナが戻したい選手のひとりがあなたの兄ティアゴです
「ティアゴが戻ってきてもうれしいね。彼はバルサのDNAを持っている選手だから、完璧にフィットするのは間違いない。ただ、今はバイエルンで幸せにやっている」

ラフィーニャ
ラフィーニャ「僕はインテルがサインすると思っていた」
バルセロナ市内にあるマネジメントオフィスで、ムンドデポルティーボによるラフィーニャへのインタビューが行われた。約束の時間通りに到着したラフィーニャは、落ち着いた様子で、特には笑みを浮かべながらさまざまな質問に答えてくれた。