執筆者:Angel Perez

「今日、我々は第6案(エスクード変更案)を議題から取り下げます」冒頭、ジョゼップ・マリア・バルトメウはこのように話した。「この件については、クラブの歴史、近年のデジタル化、テクノロジーとみなさんの希望が両立するように、もう一度理事会で話し合うことにしました」

 "エスクードの変更はこのアサンブレアに参加した代表だけでなくすべてのソシオの総投票で決めるべき"という声が多数あったため、それを察知したバルトメウが先回りして撤回した形になる。このコメントに対して、総投票を求めるソシオは大きな声で不満を述べ、なかには会場から出て行ったものもいた。

 バルトメウは言う。「アサンブレアの議題については、(無作為に選ばれた)代表者の投票によって決めることになっています。ソシオ全員の投票を行う場合、我々はクラブ規約を変更しなければいけません。2014年にはクラブの歴史のなかで2回目となるソシオ総投票を行った過去もありますが、我々はソシオ総投票でものごとを決定するクラブではありません」

「みなさんがエスクードのデザインに深い感情を持つことは当然だと思います。それは理事会のメンバーも同じです。今回の提案は、近年のデジタル化に対応するためのものであり、経済的理由からではありません。お金を稼ぐためのものではないのです」
 
 しかし、ソシオは納得しなかった。このあとの代表者の質問で「エスクードのデザイン変更は受け入れられない」と発言したものに対して、会場から拍手喝采が起きたことがそれを物語っている。他の質問者からも、ソシオ総投票を求める声ばかりが挙がった。

 副会長のジョルディ・カルドネルは「我々は世界基準に沿ったブランドプロジェクトを展開しなければいけません。それはエスクードだけではなく、プロジェクト全体です」と語ったが、少なくとも今回のエスクード変更案をソシオは認めていない。

MundoDeportivo編集部

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