執筆者:Fernando Polo / Sergi Sole

 FCバルセロナは常に移籍市場で最高の選手を求め、チーム強化を図っている。だから2013年にネイマールを獲得したときは大いに喜び、2017年に同選手が去ると深く傷ついた。バルサが失ったのはチームの攻撃を担うだけの選手でなく、多くのファンから支持される世界的なアイコンだったからだ。

 これはネイマール本人が強く望んだ移籍だったが、しばらくするとこのブラジル人の視点は変わった。ボーナス不払いでバルサを提訴したことなどを含め、自身の行為が間違いだったことを一部のクラブ役員に伝えたと言われている。

 昨年、ネイマールは関係者を通じてバルサ復帰を持ちかけた。数ヶ月前まで、バルサはこれを完全に無視していたが、元所属選手の態度が軟化したことから、現時点ではバルサも考えを改め始めたようだ。問題は、エルネスト・バルベルデは彼を受け入れるかという点だという。逆に言えば、ファーストチームがネイマールの受け入れを認めた場合、復帰もありえるということだ。

 もちろん、移籍は選手本人の気持ちだけでは決まらない。特にPSGとサインした選手は、金の刑務所に住むことを約束したようなものなので、通常よりはずっと難しいだろう。ネイマールを獲得する場合は、このフェンスを破壊しなければいけない。

MundoDeportivo編集部

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