この動画では、アルトゥールがビリヤードや卓球に興じる場面も映されているが、熱心で負けず嫌いな性格がよく分かる。食事中にはよくジョークを言うことも分かった。
インタビューでは、まずクラブの象徴でもあるリオネル・メッシについて語っている。「メッシはファンタスティックな選手だ。テレビで観てもすごかったけど、同じピッチに立つとさらにすごいね。最高の存在だと思う。バルサのスタイルはユニークだ。試合中、各選手はチームメイトがどこにいるのかを完璧に把握しなくちゃいけない。メッシがよくアドバイスしてくれるから助かっているよ」
バルセロナ入団後にうれしかったひとつが、チャンピオンズリーグでプレーしたことだという。「ピッチでチャンピオンズのアンセムを聞くのはエキサイティングな経験だった。絶対に忘れないと思う。鳥肌が立ったよ」
アルトゥールはカンプ・ノウでのデビュー戦も忘れないと付け加えた。「バルサのユニフォームを着てプレーすることが夢だった。カンプ・ノウでのデビュー戦は魔法の瞬間だったよ。ピッチに入ったとき、こんなに大きなスタジアムだったのかと本当に驚いた」
チームへの適応について、アルトゥールはすべてがうまく良くと考えている。「何も知らない場所に行くのは難しい。すべてが複雑だけど、ここではみんなが僕を歓迎してくれている。言葉にも不自由していないよ」
ミッドフィルダーは、ヨーロッパと南米のフットボールの違いについても語った。「どちらにも優秀な選手がいるので、技術面では同じレベルだと思う。違うのは戦術面だ。ブラジルでは、ボールを持っていない選手は何もしない。でもヨーロッパでは、ボールを持っていない選手の動きもオフェンスとディフェンスを担っている。ヨーロッパの戦術は日々進化しているよね」

アルトゥール
アルトゥール・メロ「バルサのスタイルはユニークだが、メッシがよくアドバイスしてくれる」
アスルグラナの若きミッドフィルダーが家族とバルセロナで生活を始めて1ヶ月がたった。今回『バルサTV』のカメラがアルトゥール・メロの自宅のドアを開いている。