ピッチに倒れたヌーリはドクターヘリで救急搬送された。しかし、一命は取り留めたものの、意識を失った直後の対応に問題もあったことから、脳に重大な損傷を負ってしまった。先日、こん睡状態から1年ぶりに目を覚ましたヌーリだが、今後選手として復帰するのはもちろん、普通の生活を送ることも困難だという。
 
 そんなヌーリの状況に、多くの選手や友人たちが心を痛めている。アヤックスで共にプレーしたジャスティン・クライファートは、移籍先のローマでヌーリと同じ背番号34を希望した。ケビン・ディクス(フィオレンティーナ)、フィリップ・サンドラー(マンチェスター・シティ)、アミン・ユネス(ナポリ)ら他の元チームメイトたちも背番号を34に変更している。
  
 同じチームでプレーしたことは無かったが、家族ぐるみで付き合いがあったウスマン・デンベレは、そのブーツにヌーリの名前と背番号34を記した。セビージャとのスーペルコパでこのブーツを初めて着用したデンベレは、この試合でチームにシーズン初タイトルを与えるゴールを決めている。

 リーガが開幕すると、デンベレは第2節バジャドリード戦、第3節ウエスカ戦、第4節レアル・ソシエダ戦でゴールを決めた。火曜日に行われたチャンピオンズリーグのPSV戦でもネットを揺らしている。昨シーズン、公式戦23試合に出場して4ゴールだったデンベレは、今シーズン6試合ですでに5ゴールを決めている。

 このPSV戦のカンプ・ノウのスタンドには、アブドゥルハークの兄アブデラヒムがいた。試合後、アブドゥルハークのインスタグラムには、地下駐車場でアブデラヒムとデンベレがユニフォームを交換する写真が投稿されている。バルサのフランス人選手は背番号34のユニフォームを受け取り、アブドゥルハークの兄は背番号11のユニフォームと共に帰国した。

MundoDeportivo編集部

著者プロフィール MundoDeportivo編集部