執筆者:Javier Gascon

 このホットな夏が終わったあと、バルサのスポーツマネジメント部はワールドカップで中断していた計画を再開した。"プラン・レノベ(契約更新)"である。

 昨シーズンに契約を更新したメッシ(2021年まで)、ピケ(2022年まで)、セルジ・ロベルト(2022年まで)、ユムティティ(2023年まで)に続くのは、ジョルディ・アルバ、セルヒオ・ブスケツ、イヴァン・ラキティッチだ。そのほかにもラフィーニャやムニル、そしてエルネスト・バルベルデの契約も更新しなければいけない。

エルネスト・バルベルデ(2019年6月まで)

 チングリの契約は来年6月に終了する。クラブはその仕事に満足しており、最終的な決定はバルベルデ本人の意思に委ねられるだろう。スポーツマネジメント部はできるだけ早く交渉の席を用意しようとしているが、バルベルデがそこまで急いでいないことも理解している。現段階ではまだ何も始まっていない。

セルヒオ・ブスケツ(2021年6月まで)

 バルサが最初に動くのはブスケツになるだろう。来週、もしくは再来週には交渉が開始すると見られている。現行契約には2年間の延長オプションが付随しているが、それとは異なる話し合いになるはずだ。

ジョルディ・アルバ(2020年6月まで)

 すぐにでも更新したいのがジョルディ・アルバだ。先日、代理人が契約更新のオファーが遅れていることに不満を漏らしていた。本人にはバルサでプレーする意思があるため、基本的には問題ないと思われる。しかし、このサイドバックは常にビッグクラブの注目を集めることから、一定の緊張があることは確かだ。

イヴァン・ラキティッチ(2021年6月まで)

 2017年3月、ラキティッチは現行の2021年までの契約延長にサインした。このとき設定された契約解除金は1億2500万ユーロだが、ワールドカップでの素晴らしい成功のあと、PSGを始めとするいくつかのクラブからのオファーが届いている。30歳という年齢もあり、年俸の大幅な増加は厳しいが、シーズン後のボーナスを条項に盛り込むという方法もあるだろう。

ラフィーニャ(2020年1月まで)

 バルサはラフィーニャとの契約更新を望んでいる。今シーズンが終了すれば、6ヵ月後にはフリーエージェントになってしまうからだ。ただ、アルトゥールのほかデ・ヨングまで加わろうとしているミッドフィールドでは、厳しいポジション争いが待っている。ローテーションで起用されるラフィーニャは、自分がどこまでプレーできるかを試すだろう。ここで難しいと判断した場合、バルサが新契約を準備しても、ラフィーニャがサインすることはないはずだ。

ムニル・エル・ハダディ(2019年6月まで)

 クラブは2024年6月までの5年契約を準備しているが、ムニル本人は様々な可能性を模索しているようだ。2019年1月には、6月に移籍することができるクラブとの交渉を開始するかもしれないと言われている。

トーマス・フェルメーレン(2019年6月)

 フェルメーレンはもうすぐ33歳になる。当初は2020年6月までの契約延長が提示される予定だったが、若手のミランダがある程度計算できることが分かり、バルサは交渉を保留している。


MundoDeportivo編集部

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