執筆者:Francesc Aguilar

 日曜日にワールドカップ決勝戦を控えるクロアチア代表イヴァン・ラキティッチ。滞在先のホテルの自室でムンドデポルティーボのインタビューに応じてくれた。

-やあイヴァン、ちゃんと眠れていますか?

「準決勝のあと、妻のラケルにも同じことを聞かれたよ。問題ない。次は子供の頃から夢見ていたワールドカップの決勝戦だ。本当に楽しみだね」

-興奮しています?

「そりゃそうさ。(長女の)アルテアも勝って欲しいと言ってた。(次女の)アダラはまだよく分かっていないけど、ちゃんと応援してくれたよ」

-準決勝終了のホイッスルが鳴ったあと、どんな気持ちでしたか?

「実は試合前に39度の熱があったんだ。直前までベッドで寝てたけど、(ズラトコ・ダリッチ)監督に"こんな重要な試合を欠場することはできない"って出場を直訴した。あの試合では14km走って体重が4kg落ちた。どこにそんな力があったのか自分でも分からない。気持ちの問題だと思う。体の内側から感情が湧き上がってくるんだ」

-決勝戦を前に、ズラトコ・ダリッチ監督は選手たちに「外出して楽しめ」と言ったそうですね。1992年のチャンピオンズカップ決勝戦の前、ヨハン・クライフがバルサの選手たちに同じことを言ったのを知っていますか?

「そうなんだ。監督はいつも我々にすべての試合を楽しむように言ってる。彼自身も楽しんでいるよ。彼の代表監督就任は本当に重要だったと思う。ヨーロッパ予選のときは心から楽しめていなかったからね」

-『El Pais』紙は、スペインがロシアに敗れたのはアンドレス・イニエスタを先発させなかったからだと報じましたが、あなたはどう思いますか?

「その通りだと思う。改めて言うけど、イニエスタが先発を外れたことは、私に大きな悲しみと怒りを与えた。あの試合はクロアチア代表のチームメイトたちと観戦していたんだけど、みんなが私に聞いてきたよ。"イニエスタは怪我しているのか?""試合前に何か話した?"ってね。誰もが理解できないベンチスタートだった。スターティングイレブンが発表されたとき、私はこれが何かの間違いだと思った」

-それほど大きなショックを受けたんですね。

「アンドレスがいつも私に言っていた"監督の決定を尊重するんだ"という言葉を思い出していた。私にとってのスペイン代表は、アンドレスとその他の10人なんだ。モロッコ戦でのプレーもいつもどおりだったし、今大会のチームの中で最も優れたパフォーマンスを発揮していた。それがなぜロシア戦で先発を外されたのか、まだ理解できないよ」

-先日シャビ・エルナンデスと話したとき、あなたの話題が出ました。バルサの歴史において、あなたは最も成功した補強のひとつだと言っていましたよ。

「もしまた彼に会ったら、バルセロナでディナーをおごると言っておいて・・・。彼にそんなことを言われるなんて、本当に誇らしいよ。彼はすべてのフットボール選手にとって雲の上の人のような存在だ。上手く形容する言葉が見つからないくらいね。私はそのプレーだけでなく、ドレッシングルームでの振る舞いについても多くを学んだ。彼は本物のクラックさ」

-そんなシャビやイニエスタが付けたキャプテンの腕章ですが、あなたも目標にしていますか?

「それは私が決めることじゃない。でも、もしチームメイトやエルネスト・バルベルデ監督が任せてくれるなら、その準備はできていると答えるよ。セビージャではキャプテンを務めさせてもらった。クロアチア代表では副キャプテンだ。キャプテンの責任については十分理解していると自負している」

-サミュエル・ユムティティがベルギー戦でゴールを決めましたが、これほど高いレベルを発揮すると思っていましたか?

「サミュエルはバルサと同じようにプレーしているだけだよ。彼のディフェンス能力は並外れていると思う。あのゴールではフェライニよりも高く飛んでいたね。すごいジャンプ力だ。彼をフリーにしたらお手上げさ。バルサでも同じようなゴールを決めている。ベルギー戦のゴールは私も嬉しかったよ」

-決勝戦を前に、そのユムティティは左ひざに違和感があるようです・・・

「彼は絶対に出場するよ。ワールドカップ決勝戦は特別な試合だ。もし私が怪我をしていたとしても、絶対に出場する。もちろん、サミュエルにはベストな状態でプレーしてもらいたいと思っている。それでも勝つのは我々だ。クロアチアにとっては、1998年大会準決勝のリベンジの機会でもある」




MundoDeportivo編集部

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