執筆者:Jordi Archs

 この試合で驚いたのは、日本がスタートから厳しいプレスをかけてきたことだ。ベルギーはエデン・アザール、ケビン・デ・ブライネ、ドリース・メルテンスらがファイナルサードまでボールを運んだが、明確なチャンスが作れない。時々息切れもあった日本だが、彼らは最終的には秩序を保った。そして忍耐強くベルギーのミスを待つと、何度かカウンターを仕掛けている。

 無得点のまま迎えた後半、日本は立て続けに2ゴールをあげた。まずは48分、柴崎岳のロングボールを受けた原口元気が先制点を奪うと、52分には乾貴士が素晴らしいゴールを決めている。

 だが、この0-2という状況が"赤い悪魔"の誇りを目覚めさせた。ベルギーはアザールやロメウ・ルカクらを中心に日本ゴールに襲い掛かる。日本は最後まで集中力を切らさなかったが、69分のヤン・フェルトンヘンの幸運なゴールがベルギーを勢い付かせるものになった。そして74分、アザールのクロスから途中出場のマルアヌ・フェライニが同点ゴールを決める。

 ベルギーのリアクションは驚異的なものだった。そう言い切るのは、彼らが2点のビハインドをひっくり返したからである。94分、日本のコーナーキックをキャッチしたティボ・クルトワからデ・ブライネにボールが渡りカウンターが始まる。デ・ブライネからボールを受けた右サイドのトーマス・ムニエが中央に折り返し、最後はナセル・シャドリがネットを揺らした。

 日本にとって初の準々決勝進出の夢を打ち砕いたベルギーは、1986年大会の4位を上回る成績を目指している。彼らの次の相手はブラジルだ。ここでもまた偉大な試合を期待したい。

 

MundoDeportivo編集部

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