執筆者:Fernando Polo / Sergi Sole

 昨年10月のソシオ総会で発表された17-18シーズンの予算案で、スポンサー収入を2億ユーロ(約255億円)に設定していたバルサだが、今年2月にジョゼップ・マリア・バルトメウはそれを3億ユーロ(約382億円)に修正している。その理由は、楽天の積極的なスポンサーシップ参入だ。

 2017年から2021年まで年間5500万ユーロ(約70億円)を支払うメインスポンサーの楽天は、このネーミングライツにも興味を示しているという。クラブとの関係に満足している楽天の三木谷浩史CEOは、同社のブランドを世界的に認知させるため、真剣にスタジアム命名権獲得を考えているそうだ。

 メインスポンサーとスタジアムのネーミングライツを同じ企業が購入することについて、バルサは特に制限を設けていない。ただ、バルサが楽天に優先的な販売を行うことはないだろう。クラブはすべてのオファーを公平に判断した上で、一番魅力的なものを選ぶはずだ。ちなみにバルサが設定している命名権の期間は、最短でも20年ということである。

MundoDeportivo編集部

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