執筆者:Oscar Zarate
乾が日本代表にデビューしたのは2009年1月20日のイエメン戦、彼が20歳のときだった。2011年、当時所属していたセレッソ大阪からボーフム(ブンデス2部)に移籍したあと、フランクフルト(ブンデス1部)を経て2015年にエイバルに移籍。そして来シーズンからはレアル・ベティスでプレーする。
乾は初出場となるこのワールドカップ直前のパラグアイ戦でも2ゴールを決めており、シーズン中からのフォームを維持している。
今回のセネガル戦では34分に1点目を決めたあとにも、クロスバーを叩くシュートなど惜しいチャンスが続いた。そして再び1点リードを許した78分、大迫のパスを中央に折り返し、本田の同点ゴールを演出している。日本は最終節ですでにグループステージ敗退が決まったポーランドと対戦。この試合に引き分け以上でノックアウトラウンド進出が決まる。
この近江八幡出身選手のベティス入団は、キケ・セティエン監督の強い要望で決まった。ベティスが2021年までの契約を提示したことからも、期待の高さがうかがえるだろう。ワールドカップが終わったあと、リーガでの新シーズンでも活躍が楽しみな選手だ。

乾貴士
"超上手い"日本のクラック乾貴士
ワールドカップロシア大会で最も輝いている日本人選手のひとりが乾貴士だ。彼は“musho(アンダルシアの方言で「とても」)“上手い選手である。今夏エイバルからレアル・ベティスへ移籍したこのミッドフィルダーは、日曜日のセネガル戦で自身の大会初ゴールを決めたあと、本田の同点ゴールもアシストしている。