執筆者:Sergi Sole

 20日日曜日に行われるリーガ最終節レアル・ソシエダ戦は、イニエスタにとってアスルグラナでの最後の試合だ。バルサは彼の出発を悲しむと同時に、これまでのクラブへの大きな貢献に感謝の意を表している。そんなキャプテンに対して、ムンドデポルティーボはこれまでのキャリアを振り返るインタビューを行った。

-バルサでの22年間の旅が終わりを迎えますね。
「夢が現実になった素晴らしい旅だったよ」

-バルサでの生活はあと9日間です。どのようにカウントダウンしていますか?
「最後にすべてを味わっているところだ。終わりに近づくと感慨深いものがあるね。最後の日を美しく、感動的に飾りたいと思っている」
 
-あなたは34歳になりましたが、これまでの人生を振り返ってみると?
「満足しているよ。困難で難しい瞬間もあったけど、今はとても幸せだからね」

-12歳のとき、ここで何を夢見ていましたか?
「いつかファーストチームに昇格して、毎日見ていたスタジアムでプレーしたいと思ってた」

-カンプ・ノウのロッカーを空にする日が来ることは想像していましたか?
「いつかはやってくると考えていたよ。感情的なことをたくさん体験した思い出のある場所だ」

-スタジアムのスタンディング・オベーションにはどのような感情を抱いていますか?
「いつも言っているけど、本当にありがたいことだよ。自分にそのようなアクションを起こしてくれるすべての人々に感謝している」

-セビージャとのコパ・デル・レイ決勝戦の交代時に涙を流していました。どのような感情があったのでしょうか?
「最後のコパ・デル・レイのタイトルだから特別な感情があったんだ。そんなとき、バルサだけでなくセビージャのファンも私の名前を呼んでくれたから、ぐっときた。涙を我慢することはできなかったね。素晴らしい思い出のひとつになると思う」

-あの場面で泣いていた人が多かったことを知っていますか?
「長年にわたって本当に多くの人々から応援してもらった。バルサを離れるのはつらいけど、このように終われることは本当に嬉しいよ」

-なぜアンドレス・イニエスタは世界中で愛されているのでしょうか?
「何か特別なことをしようとは思っていなかった。今でも自分は普通の人間だと考えている。両親が教えてくれたように、ポジティブに生きてきただけだ。それが評価されているとしたら、両親のおかげだよ」

-イニエスタとして生きるのは簡単なことですか?
「普通の人間として普通に生活すれば良いだけだよ。他人と自分を比較したり、騙したりするのは嫌いだ。自分自身の姿を見て、恥ずかしくないように生きてきた」

-今シーズンは特にプレッシャーを感じていると言っていましたね。
「バルサを去るという考えは、1年半くらい前から頭の中にあったんだ。私はそれを個人的な挑戦だと考えていた。もし最後なら最高のシーズンにしようと。今シーズンは2つのタイトルして素晴らしいものになったと思う。個人的なレベルでも満足している。コーチングスタッフやチームメイトたちも、私のコンディションには驚いていたよ」

-バルベルデはあなたの退団を1ヵ月半前に知りました。メッシにはいつごろ話したのですか?
「時期については覚えていないけど、レオとはすべてを分かち合ってきたから何でも話しているよ。他のチームメイトやクラブは慰留してきたけど、レオは私の意志を理解してくれた」

-チームメイトたちもあなたの最後の試合が近づいているのを意識してるようですね。
「そうかい?自分はそんなに感じないけど・・・。みんなプロフェッショナルだから、自分がやるべきことに集中しているよ」

-メッシにはずっとバルサに残るように言ってくださいね。
「それはできない相談だね(笑う)。まぁそれは冗談だ。彼にはまだ数年ここでタイトルを獲得する義務があると思っている」

-あなたは退団を発表した後のクラシコで輝きました。コパ決勝戦とはまた違いましたか?
「ああ違ったよ。あのマドリード戦は最後のクラシコだったけど、コパ決勝戦は最後のタイトルをかけた試合だった。あと、退団を発表したあとはいろんなことが変わったんだ。上手く説明できないけど、自分でも奇妙に思えるほど違うね」

-街ではどんな言葉をかけられますか?
「よく"ありがとう"と声をかけてもらえる。これ以上の言葉は無いね」

-あなたの子供たちはどんな反応をしていますか?
「長男のパオロはまだ3歳だけど、長女のバレリアは7歳だからちゃんと分かっているみたいだよ」

-クラウディオ・マルキージオのツイートは嬉しかったですか?
「もちろん。ただ、ここで彼だけに感謝の言葉を述べるのは不公平だね。リアソールで受けた拍手や、キケ・セティエン、アンドレア・ピルロ、ジネディーヌ・ジダン、ペップ・グアルディオラ、すべての人たちからの言葉に感謝している。それらすべてが永遠に私の心に残るだろう」

-シャビが去り、イニエスタが去り、いつかはメッシも去る・・・何かファンを安心させる言葉はありませんか?
「それが人生の法則だよ。今までバルサが収めてきたたくさんの勝利は、多くの選手によって成し遂げられたものだ。このクラブにはカンテラからファーストチームへの道がある。その哲学は明確だが、時代によって受け入れなければいけない変化もあると思う。上手く適応していけば、これからもきっと大丈夫さ」

-アンドレス・イニエスタのバルサでの仕事は何でしたか?
「私には分からない。それは他人が評価することだと思う。私は偉大な選手になろうとずっと努力してきた。そして幸いなことに、この22年間でクラブの歴史に名前を残すことができた」

-背番号8は誰に引き継いでもらいたいですか?
「考えてもなかった。君は誰が良いと思う?ちなみに8は一番好きな数字になったよ。子供のころから成功を夢見ていたクラブでの背番号だからね」

MundoDeportivo編集部

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